御挨拶

平成26年4月から、高根沢町医師団の団長に就任致しました阿久津博美と申します。高根沢町医師団は2病院と13診療所で構成されていますが、各医療機関は独自の診療業務に加えて町の保健事業にも協力しています。保健事業には乳幼児健診をはじめ、学校医(学校健診)、各種予防接種の実施、健康診断の事後指導、介護認定審査委員や各種委員会への参画、休日当番医、おとな・こども診療室の運営などがあり、医師団は医療機関間の調整や町行政・塩谷広域行政組合・塩谷郡市医師会との連絡調整の役割を担っております。これらの保健事業を通して町民の皆さんの健康に対する意識を高め、丈夫で長生きできる地域社会を目指していきたいと考えております。

いま日本は世界でも類のない急激な少子高齢化が進行していると云われています。この町でも例外でないことは、皆さんも日々実感しているのではないかと思います。認知症の患者さんが増え、町内のあちらこちらで徘徊し行方不明となり、老々介護での生活が限界に達している世帯も目にします。またこどもの虐待に関する相談が増加しており、社会問題となってきています。一方、地域で暮らす多くの方が将来の心配事の一つとして健康問題を挙げていることから、医療機関そして医師団の役割は年々増してきていると考えております。

まだまだ若輩ではありますが、医師団長として健康で安心して暮らせる地域にするために活動していく所存ですので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

2014年7月25日

高根沢町医師団団長  阿久津博美

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