“在宅ほすぴす”のご案内

2017年4月1日に、高根沢町宝積寺に在宅専門診療所の“在宅ほすぴす”を開業いたしました。

在宅専門診療所とは?

在宅緩和ケア

栃木県で初めて開設された、患者さんの自宅等を訪問して診療を行うことを専門とする診療所で、事務所に外来がありません。体力の低下やつらい症状などで病院や診療所へ通うのが大変な方が対象となります。状態が落ち着いている時は日時を決めて訪問診療を行います。安心して自宅での療養ができるよう、緊急時は24時間で対応し、必要に応じて往診します。原則的に、ご自宅の近くの訪問看護ステーションと連携します。

診療科目は?

診療科目は緩和ケア内科です。緩和ケアと聞くと、末期がん患者を看取る終末期医療と誤解されがちですが、がん以外にも難病や老化など治すことができない病気や状態でであっても痛み、息苦しさ、吐気など様々な症状に悩まされている方は診療させていただきます。

守備範囲は?

訪問する範囲は原則的には宝積寺の事務所から半径16km以内:高根沢町・さくら市・宇都宮市・那須烏山市・市貝町・芳賀町・茂木町・塩谷町・矢板市・大田原市・那珂川町・益子町・真岡市・日光市となります。しかし、激しい痛みや息苦しさなどで専門的緩和ケアが必要で、本人・家族、主治医の依頼がある場合は栃木県全域訪問できるようになっております。

費用は?

健康保険、高額医療制度、難病、介護保険などこれまで使われていた制度がご利用できます。別途交通費、文書代等がかかります。

              

これまでの経験は?

在宅ほすぴす

獨協医科大学院出身で1984年から脳神経外科医として悪性脳腫瘍の患者さんの治療をしていました。2003年に緩和ケア医となり、栃木県立がんセンターの緩和ケア病棟で3年間勤務しました。海外で在宅緩和ケアの研修を受け、2006年11月から2016年5月まで、がん患者を専門とした在宅緩和医療を栃木県全域で行い、1200名以上の患者を自宅で看取らせていただきました。よろしくお願い申し上げます。

2017年4月1日

在宅ほすぴす”  渡辺 邦彦

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